種類

鉢の中に自然の風景が凝縮された盆栽は、育てるだけではなく鑑賞するのも大きな楽しみの一つです。見どころが分かれば、盆栽鑑賞はより楽しいものに。ここでは盆栽を鑑賞する際のポイントを解説します。ポイントを押さえて、多種多様な盆栽が揃った盆栽園へ足を運んでみましょう。

盆栽の見方

面を見つける

正面を見つける画像

盆栽にはそれぞれ一番美しく見える場所があり、それが盆栽の正面です。盆栽は正面から鑑賞するように仕立てられており、正面を見つけることが最初のポイントになります。正面から見ると、木は枝を横に広げ幹や枝ぶりが見やすくなっています。一方後ろ側には小枝が伸び、奥行きを演出しています。盆栽園などで、美しく仕立てられた盆栽を数多く鑑賞すると、自然と正面が見つけられるようになります。

から仰ぎ見る

下から仰ぎ見る画像

盆栽は、小さな木に壮大な自然と雄大な時の流れを感じるものです。膝を曲げて目線を下げ、小人になったつもりで鉢の根元に立ってみましょう。足元に広がり大地を掴む根、力強く立ち上がり空に向けて細く伸びる幹、広がる枝と風に揺れる瑞々しい葉……その向こうに広がる風景までイメージできますか。ぜひ盆栽を下から見上げてみてください。

鑑賞のポイント

・根張り

根・根張り画像

最初に、根の張り具合を見ましょう。歳月を重ねて盛り上がった根が、土をしっかりとつかむ姿には、樹木の強い生命力が表れています。あらゆる方向に根を伸ばす「八方根張り」が理想の一つとされます。またモミジなどの古木では、甲羅状に広がった「盤根」が見どころです。

・立ち上がり

幹・立ち上がり画像

樹木を支える幹も、見どころの一つです。根元から最初の枝までの幹は、「立ち上がり」と呼ばれ、ここから上に向かって伸び広がることで、大木のような迫力を生み出します。幹は根元から上に向かって細くなっていくのが美しいとされ、この様子を「こけ順」と呼びます。また幹の肌は樹木の種類によって異なり、松の盆栽では、歳月を経て層を重ねた肌が大きな魅力となります。

・枝ぶり

枝・枝ぶり画像

盆栽の輪郭を形作るのが、幹から伸びる枝です。大きな枝がバランスよく配置されており、見苦しい「忌み枝」がないことが、良い盆栽の条件の一つです。また冬に落葉した木では、細かく分かれた枝先が見どころになります。

葉画像

幹とともに盆栽の印象を大きく左右するのが、葉です。同じ樹種でも、葉にはそれぞれ個性があります。たとえば五葉松では、葉が短く光沢のある木が盆栽に仕立てる「種木」に選ばれます。またモミジなどは、秋の紅葉も見どころです。

ン・シャリ

ジン・シャリ画像

歳月を経た松や真柏では、幹や枝の一部が枯れて、そのままの形を残すことがあります。こうした幹は白い肌を見せることで、緑色の葉と美しいコントラストを生み出します。枝先のものを「ジン(神)」、幹の一部が枯れたものを「シャリ(舎利)」と呼びます。

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